言葉も絵画も時代に強く影響され、常に同じ状態を保っているものではありません。
何が正しくて何が間違っているかということを判断することもできません。
しいて言えば、判断するのは送り手ではなく、それらのものを受ける側だということです。
正しいものと間違っているものをある人が独断で決めて、
そうでなければならないとするルールが敷かれたら、
魅力は失われてしまうでしょう。
とはいえ日本語には正しい文法というものが制定されているし、
絵に関していえば可能な限り観察対象に近づけるデッサン(写実主義)があります。
しかしそれが絶対ではないのです。
たしかに「デッサンを基本」とする理念は広く浸透していますが、
それをどこまで適用してよいのかは、誰にも決められないのです。
むしろ各自が決めるのです。
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