書類をただ上から下へ投げているだけの実態のない会社が幅を利かせているのは不思議ですね。
300万円の仕事を150万でやってよ。
↓
うーん…100万でやってください。
↓
50万でお願いします。
↓
じゃあ15万でどうでしょう。
↓
5万で。
これは「万」を「億」に変えても同じなんですよ。
300億円の仕事が最終的に5億円になってしまう。
5億円を1万人の労働者で分けたら……たったの5万円。
初めから300億を1万人に分ければもっといい仕事ができるのではありませんか?
下請けが下請けに投げる構造のせいで技術者はもう息をしていません。
仕事を自分で「する」よりも、誰かに「やらせる」ほうが儲かると味をしめたからです。
お金を稼ぐには、自分で働くよりも他人を働かせたほうがいい。
それなのに何か事が起これば責められるのはいつも技術者、現場の人間です。
まるで末端の人たちが無能であるかのように責められますが、
経営者はそれを上回る無能というしかありません。
舵取りがまともに機能していないのに、どうして社会が正しく動くのでしょうか。
そんな世の中にうんざりして安易に「起業」させたがる自己啓発の流れがありますが、
土台が不安定で着地地点も見えていない人に勧めるべきではないでしょう。
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