この4枚の写真はフラッシュライトの異なる明るさを撮影したものなのですが、
ほとんど同じように見えて比較することができません。
カメラの明るさ補正機能が勝手に働くため、
実際にはまったく明るさの違う写真なのに同じに撮れてしまうのです。
なんとなく明るくなっているような感じはするけど、
実際の場面とはかけ離れた写真になっています。
以上、4枚の写真からは明るさの違いがほとんどわかりません。
次の4枚の写真は、ある工夫をして撮影されたものです。
1枚目は暗いです。
2枚目は少し明るくなっています。
3枚目はさらに明るくなっています。
4枚目は中心の明るい範囲が拡大し、画面の端の明るさも増していることがわかります。
最初の4枚も次の4枚も同じスマホのカメラで撮影したのに、なぜこんなに違うのでしょうか?
やり方は簡単です。カメラの設定や小道具を一切使わずに撮影できます。
まず、ライトの一番暗い状態で照らし、カメラのシャッターボタンを長押ししてフォーカスを維持します。
そのままライトを明るくすると、カメラの自動補正が機能せず、実際に明るくなった場面を撮影することができるのです。
あとは手ブレに注意してシャッターボタンから手を離せば撮影されます。
再びライトの一番暗い状態でカメラをフォーカスし、ライトを2段階明るくさせて撮影。
これを繰り返せば、カメラをフォーカスした明るさを基準にしてどんなライトでも比較することができます。
手間が一つ増えますが、これだけで「ライトの明るさが比較できる写真」を撮ることが可能です!
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