私は知らなかったのですが40年ほど前にエビネのブームが沸き起こっていたそうです。
ウイルスに感染しても即枯れるわけではないというのが被害を拡大させる原因……
ひょっとすると感染していないエビネのほうが珍しいのでは???
ウイルス病を発症した植物を治療することが不可能なのは生物学的な事実なのですが、
観賞価値が下がるから焼却処分しなければならないというのは人間の勝手な判断です。
……もちろん「観賞価値が下がる」という市場的な問題があるのも事実です。
ウイルスは悪だと考えられていますが、事実なのでしょうか…………
エビネだけでなく用土と鉢も処分するのが基本です。
しかし本当に実行できますか???栽培業者でもない個人が。
自然保護や動物愛護というのは人間の都合でなされる活動なので妥当性の判断が難しいです。
特定の動植物に対して保護や繁殖の手助けをするのは善行のように見えますが、
はたして本当に善なのでしょうか………
ある種を絶滅させるのが「悪」で、絶滅から守るのが「善」であるのなら、
6500万年前の恐竜を救えなかった責任を誰がどう取るつもりなのでしょうか?
こんなふうに考えると人間の本質が意味不明なものになってきます………
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