「誰でも」「簡単に」できるものは往々にして弱く、訴求力がないと思われがちですが、
それを利用する人が多くなると、大きな力を持つようになることがあります。
自分では「些細なこと」と思っていても、それは単に慣れて感覚が鈍っているだけで、
実は非常に重大なことかもしれないのです。
感覚の鈍化はいろいろな危険をもたらします。
「加減」がわからなくなる前に、行動をやめたり休んだりすることがとても大切です。
何かにとりつかれたように「あれをやらなきゃ!」「途中でやめるわけにはいかない!」と思っても、
それは自分だけで、ほかの人にとっては「どうでもいい」場合がほとんどです。
「自分勝手」な「独りよがりの正義感」はいりません。
それは正義でもなければ自由でもないのです。
誰からも相手にされないのは、むしろ幸運なことです。
もしも、その誤解に基づく正義や権力を他の人が受け入れてしまうと、恐ろしいことになります。
無視されるのは幸運だと思ってください。
たしかに、自分の努力が評価されず、誰にも相手にされないのは苦痛かもしれません。
でもそれで逆上したり、相手にされている人をねたんだり、復讐したりしようとしてはいけません。
無理をして他の人に受け入れられるようにする必要などないのです。
ほとんどの場合、自分一人で好きなことをしているほうがいいはずです。
手軽にできて強い力を持てるようになることはありません。
その力は誤解に基づいているからです。
そんなことをしても「個性」は失われるし、常に周りの人の目を気にしなければならなくなるし、
浮き沈みが生じたときに過剰に神経を使うことになり、疲れてしまいます。
また、自分が嫌な思いをしたり、嫌な思いをさせられたと感じたりしても、
実際的な危害や損失を受けているのでなければ、無視することが最善です。
不快なものや理不尽なことに常に向き合っていると、やはり疲れてしまいます。
誰もそんなことを望んではいません。
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