2025/10/08

厚さ4mm以上のマウスパッド(デスクマット)を敷いておくとキーボード打鍵音が体感でかなり静かになるよ!

3mmまでのいわゆる「布に滑り止めのゴム底」のマウスパッドと違い、4mmを超える厚みのクッション・フォーム素材のものはキーボードの打鍵音と打鍵感にかなりの違いをもたらしますね。

マウスパッドといえば「マウスの操作エリア」に設置するものだと思いがちですが、キーボード+マウスにも十分対応できる大判のものもあり、タイピング環境を大きく改善します。

490mm x 420mmというサイズのものは60%~75%キーボードとマウスを操作するのに適しています。
さすがにテンキーレスではマウスを動かせる範囲が狭くなるので厳しいですが……。
フルキーなら横幅が600mm以上あるものを選んでください。

打鍵の底突きの音は、タイピングやゲームプレイ動画を撮影したマイクでは上手く収録されていない成分があり、デスクの天板から突き抜けて下へ抜けていく音や振動、そのまま床で跳ね返る音などを忠実に再生することはできていません。
現場の音響をマイクで完璧に捉えることは難しいんですね。

なのでビデオで見た(聞いた)音声と実際の打鍵音はまるで違う場合があるのです。

タイピングしているとデスクの振動や反響は使用者にダイレクトに伝わってきますから、それを制御できるかどうかで打鍵音も打鍵感も違ってくるのは当然です。

厚手のマウスパッドの上にお気に入りのキーボードを置いてタイピングしてみてください。

ZETSUMEOW 絶 ホワイト ゲーミングマウスパッド SlimFlex Softベース 490×420×4.7mm オリジナルキャラクターしおり同梱 (ホワイト)

Amazonには商品リンクがなかったのでKIBUショップで買いましたが、ZETSUMEOW 刃-YAIBA-というマウスパッドがなかなかいいです。

高級品やイラストのプリントされたものにありがちな「フラットパッケージ」に収められており、筒状に丸められた製品とは第一印象から違いますね。
指先で表面を押すとふわふわとしたクッション性があり、高密度のスポンジのような柔らかさと反発力を感じます。
裏面はまるで粘着テープのようにデスクにぴったり貼りつく素材でできており、いったん設置したら引きずらせて動かすことは困難なほど。
横着せずにていねいに「はがして」から位置や向きを変えるようにしてください。

打鍵音の変化が顕著です!


こ…これは…

キーボードのスイッチやガスケットやフォームをアップグレードしたり、グリスアップしたりするよりもまずマウスパッドを交換したほうがいいってことだ!

なんというか不快な振動が一切なくなり、純粋な「打鍵」の音だけが聞こえるようになる。


これだわ…
打鍵音の最終的な良し悪し(好み)を決定づけるのはマウスパッド!

3ミリと4ミリでこうも違うのか…

いや、ただ厚いだけでなくそこそこ高価な品だからクッション性が違うのか。

机が木製でも鉄製でも、とにかくマウスパッドをキーボードの下に敷くべし!!!!


でも490mmで75%キーボードを置いてマウスを操作する十分な余裕があるかどうか不安になる人がいるかもしれません。
よほどマウスを大きく動かす人でない限りは問題ないと考えます。

なぜならキーボードのフットプリント(裏面のゴム足)は本体の横幅よりも内側に寄っている──つまり設置面の横幅は実際よりも狭くなっているため、マウスパッドの端から少しはみ出すようにセッティングしてもきちんと水平を保つことができるからです。
ゴム足がマウスパッドの外へはみ出してしまうとキーボードが傾いてグラグラします。

また高価なマウスパッドは外周のステッチが盛り上がる形状ではなく、外側に向かって下がるように縫製されているため、ギリギリまでマウスを移動させても段差に引っかかる(乗り上げる)ことがありません。

マウスパッドとキーボードの実寸よりも広く操作できるので、意外と490mmx420mmは使えますよ!

注意しなければならないのは、2kgを超えるような重量級のキーボードです。

あまりにも重たいキーボードを載せたままにするとマウスパッドの表面が凹んだまま戻らなくなったり、クッション性が失われて打鍵音の軽減効果が期待できなくなったりする可能性があるからです。
1kg未満の製品ならよほど問題ないかと思いますが、重量には気をつけてください。


昨今では「テンキーレスでは大きい、60%ではちょっと足りない」という需要のために75%サイズのキーボードが人気で、円安も相まってかなり高級路線の製品が販売されています。
ゲーミングキーボード市場の激戦区であり、各メーカーがさまざまな特色を備えている「目移りする」ジャンルの一つです。

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