どうせ今日見た番組を明日まで覚えていないから。
昭和や平成の世代は、今日見たテレビが翌日の話題になることがほとんどでした。
前日のゴールデンタイムの放送は学校でも会社でも話のタネだったのです。
当時の私は22時には寝てしまうため「深夜組」とは話題が合いませんでしたが、とにかくテレビ番組は情報源だけでなく話題としてきわめて重要なものでした。
しかし現代ではテレビは「オールドメディア」の筆頭であり、声高にオワコンと叫ばれる存在になってしまいました。
さて…そんなテレビ番組を実際に見たところで、翌日まで内容を覚えている人がどれだけいるのでしょうか?
コスパやタイパ、即時性や共有を重視する現代人にとって “翌日まで” 話題を煮詰めるのは至難の業です。
スマホのコンテンツを見ていればその場で「いいね」やシェアボタンで反応を示すことができますが、テレビはそもそも録画だったり動画の横流しだったりで新規性に欠けるところが多く、時系列通りにしか再生できず、スキップできないCMに翻弄される問題があります。
テレビより快適に視聴できる動画共有サイトやSNSは、「見る」だけでなく自分の撮影した映像を「見せる」ことができるうえ、料金を支払えば広告を消せるばかりか「収益化」も見込める非常に魅力的なシステムでユーザーを捕えています。
前日のテレビ番組を話題にする場合、全編を逃さずに見て、内容をしっかり覚えていることも重要ですが、自分なりに「要約」して解説できる程度のプレゼンテーション能力が求められます。
でも今のコンテンツはどうでしょうか?
人間が配信スケジュールに合わせて待ち構えていなくても、ほとんどの場合アーカイブをいつでも見ることができるし、同じシーンを何度でも再生できるし、要約するのはAIが代行してくれます。
そうしたことが日常となった現代では、テレビというメディアがもはや「退屈」になってしまったのです。
2026/04/10
テレビ離れの原因の一つとして考えられるのは…
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