2025/12/14

タイピングが圧倒的に「楽しい」キーボードは、メカニカルでもなく金属筐体のラピッドトリガーでもなく、プラスチックのHHKB



これはもう各自の好みの問題に過ぎないのだが、キーボードの見た目や高級感や性能よりも重要なのは「タイピングをしていて楽しいかどうか」ということだと思う。

楽しいというのは効率や生産性とはまた別のベクトルを持った評価基準である。

よくもまぁHappy Hackingなどという適切な名前を思いついたものだ。


HHKBを使うとハードウェアレベルでドーパミンが分泌されるとか、筋電計で計測すると手の疲労感がほかのキーボードより圧倒的に少ないとか、ASMRで癒されるとか、いろんなウワサがあるようだが、すべて鵜呑みにしても問題ないと思われる。

しばしば「宗教じみている」といわれるのはそのためである。


ドーパミンや疲労感の科学的な裏付けを取ろうとする動きはあるようだが、ソースが怪しい。

調べてみても、単にHHKBユーザーがタイピングの楽しさや満足感の比喩表現として伝承しているだけのようだ。


誰かの何気ない一言に尾ひれがついて広まっただけのように感じられる。
「ドーパミン」という言葉を持ち出しただけでそれっぽく聞こえるからである。


私もまた、そう「思う」としかいえず、何の説得力も持たないが、HHKBに触れる機会があったらぜひ試してみてほしい。

生産性、効率性、パフォーマンスとはまた違ったステータスを獲得できるはずだ。


もちろんすべての人がHHKBを好むわけではないし、好きになる必要もない。

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