2026/05/21

短いクリップやカットの連続…ショート動画特有の刺激が脳を溶かす…

昔から「ジャンプカット」という手法があって、動画の尺を切り詰めるために演者の言い間違いや動きのないシーンを徹底的にカットするんですよ。

見る側にコンテンツを理解できる教養がなくても、視聴するのに十分な時間を確保できなくても、徹底的に短く簡潔にまとめた動画が大量に配信されているため、レベルは下がる一方です。

生成AIはごく短いクリップを魅力的に出力することが得意──というか長編だと破綻しがちなのですが、ただでさえ早口で緩急のない映像を延々とつなげたショート動画を見せられると、これまで腰を据えて鑑賞していたムービーとは明らかに脳の反応が違ってきます。

まったく印象に残らないし「学び」もないクソ動画でも魅入ってしまうカラクリがあるのです。

だんだん何も感じなくなってくるのが本当に危険。

初めのうちはショート動画特有の編集や演出の一挙一動に不快感や興奮を覚えても、しだいに何も感じなくなり、延々と視聴を続けるようになってしまいます。

短いクリップを連続してつなぎ合わせた現時点でのAI動画は、カットのたびに微妙に人物の顔や服装が変化したり、作画が一定でなかったりといった「不自然さ」が非常に目立つ場合があるのですが、見ているうちに違和感がなくなってきます。

それが怖いんですよ。

内容に間違いがあっても気づくことができず、いつの間にかフェイクや創作の前提が失われ、現実と区別がつかなくなる……

まるでステージの最前列でマジシャンのパフォーマンスを見て、トリックがまったくわからなくて呆然とする観客のように。

ショート動画がヤバいのか、それを延々と魅入ってしまう人に問題があるのかはわかりませんが、どうにかしないと時間が無限に溶けていきます。


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