生ミズゴケは半年から1年くらいはよく生育するのに、その後いきなり衰えていくんですよねぇ…
成長点に近い部分。ようするにミズゴケの先端ほどよく伸びるのは当然なんですが、問題はその下です。
ミズゴケ自体が「フィルター」や「ろ材」のような働きをするため、灌水に使用する水に含まれている不純物がしだいに蓄積されていきます。
ミズゴケは乾燥ミズゴケと比べて一見「新鮮」なようでも、褐色になっている部分は半死半生というかすでにイオン交換などの働きが失われている状態で、それが生きている部分にも悪影響を及ぼしてしまうのではないでしょうか??
半年から1年の栽培で伸びた部分を切除して、新たな環境でやり直す必要があるのかもしれません。
切った残りの部分を「ミズゴケ」として利用できるのかと思いきや、どうやらそうではないんですよね。
その残った生ミズゴケで植えたウツボカズラやポトスはどうも上手く育ちません。
試しに市販の「乾燥ミズゴケ」に植え替えたら驚くほどよく育ちました。
自家栽培した生ミズゴケの見た目は新鮮でも肝心のミズゴケとしての「機能」はほとんど失われているように感じられます。
「生ミズゴケはいいものだ」という固定観念があったため、どうもその現実に納得いきませんでした。
生ミズゴケ自体を1年半から3年ほど育てたものは、もう「古くなったミズゴケ」と変わらないのかもしれません。
廃棄しなければならないミズゴケで植えたせいで肝心の植物がだめになってしまう;;
結論としては、手間をかけて生ミズゴケを栽培してもほとんどメリットがない。
もはや何のために生ミズゴケを育てているのかわからない。
市販の乾燥ミズゴケで植えたほうがはるかによく育つ。
生ミズゴケはせいぜい株元の「グランドカバー」に使える程度。
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