2018年4月15日日曜日

WindowsPCがSound BlasterX G5を認識しない、起動時に「デバイスが接続されていません」、通電されてはいるが音が出ない不具合の対処法

購入から1ヶ月くらい不具合に悩まされていたのですが、2つの点に気をつけるようにしたら解消されました。
PCでステレオの設定で使用する場合や、コンソール機で使う場合は問題ないと思いますが、
バーチャル5.1/7.1サラウンドは要注意です。

しかしどうもサラウンドがらみの原因にとどまらず、ほかの理由で音声が出力されなくなることがあるようです。
むしろバーチャルサラウンドの設定などは見当違いである可能性すら浮上してきました。
ほかの可能性について記事の後半に追記していきます。

原因にはさまざまな状況が考えられるため、冷静に対応してください。

後継機であるG6でも同様の不具合の発生することがあるようです。


HDMIでモニターを接続している場合、そちらのスピーカーが優先されている可能性があり、
電源投入時にUSBデバイスが認識されていない環境もあるかもしれません。

ものすごく初歩的な問題として、
ケーブルの物理的な接触不良が原因の可能性もあります。
接点が汚れていたり、途中が断線しかかっていたり、ジャックに異物が挟まっていたり、
奥まで挿し込まれていなかったりしているかもしれません。

当然ながらPCと接続してUSBオーディオデバイスとして動作させるためには、
データラインとパワーラインのあるUSBケーブルを使用しなければなりません。
一昔前の「急速充電専用ケーブル」はデータラインをショートしてあるため使用できません。


設定した覚えがないのに「ホットキー」が有効になっているかのような不可解な動作をする場合があるため、
いったん「ホットキーを有効にする」にチェックを入れて外したり、
「すべてのキー割り当てを解除する」を押したりして、
完全に何も設定されていない状態で「保存」しましょう。



G5のバーチャルサラウンドは「詳細設定」→「スピーカー/ヘッドフォンの構成」から設定される、
チャンネルのアップミックスと、「ACOUSTIC ENGINE」の「Surround」による仮想化という
2つの処理によって成り立っているため、Surroundを有効にしていないと問題が起こります。

パソコンに接続するたびに謎のドライバーのインストールが始まり、失敗し、使用できなくなる不具合が頻発します。
電源を入れても認識せず、「デバイスが接続されていません」というエラーが出ます。

これはおそらく、PCから見たG5がステレオなのか多チャンネルなのかわからない謎のデバイスとして認識されてしまうのが原因です。
謎のデバイスが接続されたことに対してWindowsはとりあえず標準的なオーディオドライバを適用しようとするものの、上手く処理できないため、エラーを吐いてしまうのです。

G5を7.1サラウンドに設定しておいても、Surroundによる仮想化の指示を与えておかないと、
シャットダウンや再起動後のWindowsが「うーん…これはステレオ!」と誤認し、
正常に動作しなくなるのではないか……と私は感じています。

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いや、そもそも7.1サラウンド自体に問題があるのか!?

ゼンハイザーのGSX 1000のレビューにも「PCの起動時に認識されない」とか
「USBを抜き差ししないと反応しない」という苦情がやたら多いです。
GSX 1000の条件は不明ですが、Windowsの設定を7.1サラウンドにすることが不具合の原因であり、
ステレオでないとまともに動作しない可能性が否定できなくなってきました。

これは私の憶測ですが、
Windowsの起動時にデバイスを7.1サラウンドと認識するドライバーが読み込まれず、
G5もGSX 1000も正常に動作しなくなっているような気がします。
G5のほうがより深刻な問題を起こすケースが多い……。
デバイスではなくWindowsの仕様に何か原因があるのかもしれません…もしくは両方。

別のメーカーの異なる製品に同じような不具合が起こるのは、
本質的に同じ技術が使われている証拠ではないのでしょうか。

この記事で紹介している「G5の不具合への対処法」に関しても、
やはり効果がなく、7.1サラウンドをやめてステレオに変更するしかないのかもしれません。

私はもう7.1サラウンドには失望しているのでずっとステレオで運用していて、
今のところ不具合は一度も起こっていません。

G5は本質的に「ステレオのサウンドデバイス」。間違いありません。
バーチャル7.1サラウンドに設定しても音量がLとRしか調整できない時点でお察しです。
ステレオで運用するのが正解です。

7.1サラウンドではなくステレオで正しく動作する製品を選んでください。
ドライバーソフトウェアではなく、Windowsのサウンドをステレオに設定できることが一番重要です。
ロジクールのG433はソフトウェアをインストールするとWindowsのサウンドが7.1サラウンドに固定され、
ソフトでステレオを選択してもシステムが7.1サラウンドと認識してしまうため、
ほとんどのゲームで正常な音声を出力できなくなる問題があります。

ステレオで動作可能なデバイスを使用することが大切です。

そもそも最近のゲーム自体がサラウンドではなくステレオに最適化したサウンドで設計されているため、
デバイス側で余計なアップミックス処理を行うとかえって音響が悪くなるものなんですよ。
サラウンド対応をうたったゲームに関しても、いわゆるステレオヘッドホンで再生するバーチャルサラウンドではなく
物理的な空間に設置された調整可能なスピーカーを使用することが大前提のはずです。

「聴覚的」なバーチャルサラウンドと、「音響的」なリアルサラウンドを区別する必要があります。
聴覚的に優位なのは依然としてステレオであり、マルチチャンネルサウンドでは決してありません。
もしステレオより優れた音声フォーマットがあるのなら、FPSゲームなどよりも立体音響のシミュレーションに採用されていなければおかしいです。

ステレオとサラウンドについて詳しくは…
🔗ゲームのサラウンドやステレオのサウンドデバイスに関する話題 ホワイトノイズ、イコライザー、遮音性、マイクの種類など

ゲームをヘッドホン・イヤホンで聴取するならサラウンドはまったく必要のない概念だということが理解できるはずです。


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プロファイル」には任意のエフェクトとイコライザー等を登録することができるのですが、
「エフェクト オフ」を選択してはいけません。

「エフェクト オフ」という既定のプロファイルだけでなく、自作でそれと同等の内容のものも登録してはいけません。

バーチャル5.1/7.1サラウンドで使用する場合は必ずSurroundを有効にしておく必要があります。
2つそろって初めてバーチャルサラウンドが成立するからです。




G5のエフェクトをすべて無効にしたい場合は、プロファイルに「エフェクト オフ」を登録するのではなく、
本体のSBXボタンを長押ししてください。

3つのプロファイルには有効なエフェクトを登録しておいて、SBXボタン長押しで無効にするのです。

エフェクトを無効にする場合は必ずサウンドをステレオに設定してください。




PCとG5をUSB接続してもまったく認識しなくなったら?

1.
USB接続した状態でG5本体の「Scout Modeボタン」と「ボリュームコントロールノブ」を同時に長押しし、白色のインジケーターランプが激しく点滅するのを確認してから離します。
G5本体の設定が初期化(プロファイルなどが出荷時の状態に戻る)されます。

2.
ヘッドホンやスピーカーのケーブルを外します。

3.
USBケーブルを抜いてBlasterX Acoustic Engine Proをアンインストールします。
再起動を要求されるので、再起動します

4.
起動したらPCとG5をUSBケーブルで接続します。
自動的にドライバのインストールが始まります。
もし再起動を要求されたら再起動してください。
ここで行き詰まってしまった場合は、Windowsの「デバイス マネージャー」を確認しましょう。
「Sound BlasterX G5」の項目にエラーを示すアイコンがついているはずです。
これを右クリックして「削除」。画面の指示に従って操作します。

再起動の頻度が多いですが、面倒がらずに必ず実行してください!

5.
ヘッドホンやスピーカーを接続し、音が出ることを確認してください。

6.
BlasterX Acoustic Engine Proを再度インストールします。

7.
再起動を要求されるので、再起動します。

8.
ヘッドホンやスピーカーから正常に音が出て、BlasterX Acoustic Engine Proも操作できることを確認します。




この一連の不具合は決して「故障」ではないと思われます。
G5のバーチャルサラウンドを実現させるメカニズムの問題なので、
メーカーはSurroundとマルチチャンネル処理の動作を改善する必要があります。

ステレオで運用すれば基本的にこのような不具合は起こりません。


G5をバーチャル5.1/7.1サラウンドに設定しても、Surroundを有効にしないとリアチャンネルの音声が正しく再生されず、「まるで頭の中で鳴っているように聞こえる」不具合があります。

Surroundの数値を少なくとも60以上に設定する必要があり、
小さい値にすると非常におかしな音になってしまうので注意が必要です。
デモやテスト音声だけでなく、実際のゲームプレイにも支障をきたします。

G5のセットアップが完了した時点でバーチャル7.1サラウンドになっているのは問題だと思います。
挙動を見る限り実質的にステレオのデバイスなのに、初期設定が7.1サラウンドというのはアホとしか言いようがありません。

初期設定のプロファイルは
「ファースト パーソン シューティング (FPS)」
「アドベンチャー&アクション」
「ドライビング シミュレーション」
となっていますが、Surroundの値はそれぞれ60、3012
いったい何の冗談だ?という感じです。

「デフォルト」というプロファイルもSurroundは12ですよ??なんなの??バカなの??

ちなみに同じメーカーのSBX Pro StudioのSurroundは初期値が67になっていて、
こちらは正しい位置から音が出ているように聞こえます。
なぜ新しいBlasterX Acoustic Engine Proのほうが劣化しているのか不思議です。

SBXにならい、というか、SBXを正しいものとみなしてSurroundを67か100で運用するのが
今のところ最善であると考えられています。

しかし海外のフォーラムではG5の発売後まもなくバーチャルサラウンドの挙動のおかしさを指摘する投稿があり、
同様の現象に不満を抱くユーザーが議論し、SBXより明らかに劣化していることに失望し、
返品が相次いで行われていたことが読み取れました……


G5はステレオに設定すればSurroundの値はいくらでも問題ありません。
0でも正しく動作します。

というよりステレオでないと正しく動作しないプリセットが登録されているのは、
根本的にバーチャル7.1サラウンドではなくステレオで運用するデバイスだからではないでしょうか。
つまり主なターゲットはPCではなくコンソール機のゲームということです。

バーチャルサラウンドはあまりにもお粗末な機能であり、3Dゲームの臨場感を求めている人には向きません。
改良される様子もないのでバーチャルサラウンドに期待するなら別の製品をおすすめします。

ただ、G5はステレオの音質は競合製品よりかなり優秀であると評価されています。
高出力のわりにホワイトノイズも少ないし、私の環境ではライン入力の音質がオンボードより圧倒的に高くなっています。

PRO-GAMINGなどと標榜しているくせにゲームより音楽鑑賞に向いているという、
なんとも立場のよくわからなくなってしまったG5ですが、私は悪くないと考えています。

それはゲーム側の仕様というか設計事情にあります。

PCゲームにおけるサウンドデバイスの重要性が問われたのは十何年も前のことで、
FM音源や「Direct Sound 3D」が採用されていたころの話なのです。
当時はPCの性能が今ほど高くなかったため、音声を出力するためにサウンドカードが必須でした。
CPUや内蔵音源で処理するのは都合が悪く、どうしても専用パーツで行う必要があったのです。

今でこそ3Dゲームのグラフィック処理にはGeForceなどのビデオカードがほぼ必須といえる状況ですが、
昔のサウンドはそれと同じような事情だったのです。
しかしグラフィックに比べてあまり進化しておらず、オンボードサウンドチップでも十分な性能を得ることができます。
それどころかゲーム自体のサウンド能力が向上したため、ハードではなくソフトウェアによるサラウンドのほうが
実用的になってきているのが現状です。

ゲームのサウンドエンジンが「サラウンド」ではなく「ステレオヘッドホンに最適化した音声」を
出力できるのなら、ステレオの品質に定評のあるデバイスのほうが有利になる可能性が高いのです。


外付けサウンドデバイスの意義とは、音量調整のしやすさ、端子の物理的なアクセスのしやすさ、
内蔵しないのでエアフローを妨げないことや、着脱を容易に行えることなどが挙げられます。
環境によってはノイズの影響を受けにくくなることもメリットになります。

Windowsユーザーが減少していることもバーチャルサラウンドの需要が薄れている原因かもしれません。
Macではソフトウェアが使用できないですし…




Sound BlasterX G5はほかのオーディオデバイスと猛烈に相性が悪いらしく、私の環境ではG1と同時または交互に使用することすらできませんでした。

G1を接続してもドライバーのインストールが始まり、失敗し、使用不可能に陥ります。
G5の動作もおかしくなって認識されなくなります。

本当に意味不明ですがSound Blasterは昔からこのような挙動を示す製品が多いため、
今さら不具合に驚くことはないという人すらいます。

バーチャルサラウンドがらみではなく、ほかのオーディオデバイスがPCに接続されていたり、
G5とは別の仮想サラウンドやイコライザーソフトがインストールされていたりする場合は、
それらを全て外し、無効にし、アンインストールするまでまったく使えない可能性もあります。

システム標準のサウンド機能(オンボード、ビデオカードのHDMI出力等)もすべて無効にする。

UEFI(BIOS)からオンボードサウンドをDisableにしましょう。

ビデオカードのHDMI端子からモニターへ出力している場合、モニターのスピーカーが有効になっていると
G5の動作に不具合が生じる可能性があります。
とにかく可能性を徹底的に潰していかなければなりません。

音を出すだけなのになんと手間のかかるデバイスなのでしょうか。



ノートパソコンや省電力のプロセッサーを搭載したシステムなどの場合は特に、
コントロールパネルから電源オプションへ進み、詳細な電源設定の変更、
USBのセレクティブサスペンドの無効化も試してみてください。

G5は最大で500mAの電力を消費するため、バスパワーのハブを経由すると正常に動作しません。
バスパワーのハブは100mAまでしか供給できません。
PCのUSBポートに直接つなぐのが大前提です。

USB3.0に不具合のあるケースがあり、USB2.0のポートを使用するか、
BIOSからUSB3.0を無効にする必要があるかもしれません。
サウンドデバイスは昔からUSBポートとの相性問題がよくあるものです。

再生・録音デバイスのプロパティで「既定の形式」を16ビット、48000Hzに設定しましょう。
たとえこの数値を上げても、システムが扱える音声ファイルのフォーマットの上限が高くなるだけで、
それ自体が音質を向上させるわけではなく、かえってトラブルの原因になるからです。
サンプリングレートと量子化ビット数などのデジタルの数値よりも、最終的な音の出口であるアナログ回路、
つまりヘッドホンアンプの品質のほうがはるかに重要です。

人間の聴覚が音源のフォーマットの違いを認識しているのか、
デバイスが周波数特性を意図的に変化させた違いをそう感じ取っているだけなのか、
実は非常に疑わしいものなんですよ。

ほんの少し高音域を強調しただけで「解像度が上がった」「クリアな音質になった」と感じます。
しかしそれはサンプリングレートの差ではなく、イコライザーの調整でどうにでもなる要素です。


PCの起動時に「CTHIDTsk.exe」が立ち上がっていないのが原因かもしれません。
フルパスは
C:\Program Files (x86)\Creative\Shared Files\Creative HID Task\CTHIDTsk.exe
このプログラムが何らかの要因で実行されなかった場合に音が出なくなっている可能性があります。
セキュリティソフトが妨害していたり、正常にインストールされていなかったり、
タスクキラー等で強制終了したりしていないか確認してください。





G5とソフトウェアが正しくインストールされているWindowsPCには、
録音デバイスに「外部マイク」、「ライン入力」、「SPDIF入力」、「再生リダイレクト」の4項目が追加されますが、
「既定のデバイス」として設定できるのはこの中の1つだけです。

たとえば「再生リダイレクト」を規定のデバイスとして設定し、動画配信ソフトで再生リダイレクトを使用して
映像と音声の取り込みを行ったあと、動画配信ソフトを閉じ、既定のデバイスを「外部マイク」に変更すると、
再び動画配信ソフトを起動したときにとんでもない問題の起こることがあります。

複数の録音デバイスを同時に既定のデバイスとして設定することはできない仕様なので、
システムを変更する場合は使用したソフトの設定も合わせて変更しなければなりません。
変更せずに録音や配信を実行するとブルースクリーンエラーを起こす可能性もあります。

再生デバイス、録音デバイスともに「既定のデバイス」を変更する際には細心の注意を払ってください。
具体的には、音の出るソフト、ゲーム、プログラムは必ず全て終了させてから行うようにすることです。
少しでも音声の出るものや、マイク入力レベルに反応してゲージの動くアプリケーションなどは閉じましょう。
動作中に既定のデバイスを変更すると深刻な問題の起きる恐れがあるからです。


G5の「ダイレクトモード」はプロセッサーを経由せずに音声信号を直接DACへ出力する機能で、
マイク入力が無効になります。
ダイレクトモードを利用するのにマイクが接続されていると不具合が起こるかもしれません。

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