2017年11月1日水曜日

BlasterX Acoustic Engine Pro V1.02.13でG1のホワイトノイズ軽減?ヘッドホン出力ゲイン選択

先日、SoundBlasterX G1で使用中のBlasterX Acoustic Engine Proのアップデートがあり、
Sound BlasterX G1で特定のヘッドホン・イヤホンを使った際のホワイトノイズレベルの低減
という心躍るような更新がされました。

というのもこのUSB-DACは様々なレビューサイトで
「ホワイトノイズがひどすぎる」
「ボリューム1でも音量が大きすぎる」
などとあまりにも評判が悪く、本来の性能を発揮する前に役目を終えていた悲しい事例があるからです。
BlasterX Acoustic Engine Proの最新版( BAEP_PCDRV_L7_1_02_06.exe)をダウンロード
(Sound Blaster→Sound BlasterX プロゲーミングシリーズ→Sound BlasterX G1と選択)
インストールを終えて指示通り「再起動」すれば……
「詳細設定」→「スピーカー/ヘッドフォン」の項目に変化が。

「スピーカー/ヘッドフォンの構成」で
ヘッドフォン(ステレオ)
ヘッドフォン(バーチャル5.1サラウンド)
ヘッドフォン(バーチャル7.1サラウンド)
のどれかを選択すると「ヘッドフォン出力のゲインを選択」できるようになりました。
よほどインピーダンス(Ω)の高いヘッドフォンでない限り、
標準ゲインを選択したほうが絶対にいいと思います。

高ゲインでは150ΩのRHA CL750イヤホンでも「シャーーーー」というホワイトノイズがはっきりと聞き取れます。
音量も大きすぎます。調整が困難です。

標準ゲインにしてもホワイトノイズは聞こえます。

……やっぱり150Ω程度ではだめだな……


75Ωの抵抗を追加するインピーダンスケーブルをつなぐと…
「シーーーーーーー」…
だめだこりゃ……高ゲインはホワイトノイズが大きすぎてたぶん使い物にならない。

うーん……
標準ゲインでもかすかに「シーーーー」というのが聞こえるのは以前と何ら変わりません。


ドライバのアップデートでどうにかなる問題じゃないんですねホワイトノイズは。


300Ωのヘッドフォンがあれば検証してみたいけど……

ゲーミングヘッドセットでそんなの存在するんですか?????
こんなに高出力のアンプを搭載していながら自社製品には該当するものがないというのはおかしいです。

ゲーミング目的で高インピーダンスのヘッドホンを利用している人は圧倒的に少ないはずなのに、
なぜ過剰なまでに強力なアンプを搭載し、それをアピールするのか理解に苦しみます。
(上位機種には600Ωまで対応している製品があります)

結果的にホワイトノイズを増大させて評価を落とし、レビューではそればかりが指摘されてしまっています。
音質を語る前にホワイトノイズが気になるため、すみやかに返品の手続きを済ませてしまうのではないでしょうか。

現代の多くのヘッドホン・イヤホンは低インピーダンスで高能率な設計なのでホワイトノイズが目立ちます。
それなのに300Ωに対応していることを売りにするとは……市場調査ができていないんですかね……
後継機では出力よりも品質を高くしてほしいです。



ただ、スピーカー/ヘッドフォンのテストで前後のサラウンド感がわかるようになった点は評価できます。
以前はフロント・サイド・リアがいずれも「横」から聞こえているようにしか感じられず、
バーチャルサラウンドはクソ
と思い込んでいたのですが、ちゃんと前後が区別できる聞こえ方をするようになっています。


🔗HTML5 AAC Audio Playback Tests - Multichannel
このサイトの一番下、「7.1 Channel Identification」の「Original Wave File」を再生してみると、
フロントレフト
フロントセンター
フロントライト
レフトサラウンド
ライトサラウンド
リアサラウンドレフト
リアサラウンドライト
ドゥゥゥゥゥゥゥ(LFE)
と7.1chスピーカーの全方向を聞き分けることが可能です。



最近買ったロジクールのゲーミングヘッドセットG433のUSB-DACが優秀すぎて
サウンドブラスターのデバイスをあまり人に勧められなくなってしまいました。
音の定位を重視するならG433のほうがおすすめです。
動画をのんびり視聴する、「ながら音楽」で作業をするならG1のほうが聞き疲れしないのでおすすめです。


G433の前モデルG430でもいわれていたことなのですが、
ヘッドセットではなく付属のUSB-DACのほうが本体だ
といっても過言ではないほどサラウンドの性能が優秀です。

私も実際に使ってみて、これならG433のUSB-DACだけ買いたいと思ったほどです。

G433が優秀というより、このUSB-DACで利用することができるサラウンド機能、
DTS7.1が優秀であるといったほうが正しいです。

つまりハードウェアではなくソフトウェアの部分を評価しているということになります。

G433のサラウンドの音は半日くらいは違和感があったのですが、
耳が慣れてくると自分の周りを音で囲われているのかと思うほど没入感を覚えました。




でもG1が4000円台、G433が12000円台ということを考えると、
USB-DAC目当てにG433を買うのは高すぎますwwww

G433が11月半ばになってようやく値下がりし始めました。


イヤホンのホワイトノイズ対策をしなければ快適に使えないG1のメリットなどほとんどないように思われますが、
G1は24ビット96kHzに対応しており、
プレイヤーが対応していればASIOで再生することが可能です。


これはG433にはない機能です。
G433は16ビット48kHzどまりです。

もっとも、巷でいわれているようにサンプリングレートと音質が必ずしも比例するわけではないため、
数値だけで決めることは避けましょう。

高いサンプリングレートを選択できることに意味があると思うかどうか。



マイクも装着感も快適なヘッドセットUSB-DACも手に入るG433がいいか、
すでにお気に入りのヘッドセットを持っていればハイレゾASIOに対応したG1がいいか……

ちなみにG433ヘッドセットをG1につないでもホワイトノイズは聞こえます。
しかしアナログのボリュームコントローラーがついているためノイズを消すことが可能です。

個体差はあると思いますが、アナログの可変抵抗器は「ギャングエラー」という
左右の音量バランスが崩れる現象の起きる可能性がありえます。
特にボリュームを絞った状態で起こりやすく、左右の音量が違うので定位が損なわれたり、
片耳の感覚が変になったりすることがあるので注意してください。




Acoustic Engineの各項目は好みで設定すればいいのですが、
Crystalizer」は高音域が歪みます

特に16kHz以上の音で「プチプチプチプチ」というノイズが現れます。
とはいえ単純なサイン波を再生し耳を澄ましてようやく聞き取れるレベルの歪みであるので、
通常の使用では問題になるとは思えません。

一聴して「音質がよくなった気がする」効果のある項目なので、気に入れば有効にすればいいと思います。


Surround」と「バス」は私が聞いた限りでは特に気になるノイズを生じさせる要因ではありません。
Surroundは少しシャリシャリした音質になりますが、
ヘッドホンから離れたところから音が鳴っているような感覚に変わるため、聞き疲れしにくくなるかもしれません。
バスはブンブンという低音を強化します。サブウーファーっぽいです。
ヘッドホンにもよりますがズンズン響く重低音ではなく、せいぜいブンブン、ドゥンドゥンという程度です。


Smart Volume」はいわゆるコンプレッサー、Windowsのサウンドプロパティでは「ラウドネス等化」と呼ばれている機能です。
小さな音はより大きく、大きな音はより小さく自動的に調整し、全体の音量が等しくなるようにします。
勝手に音量が下がる」「(ボイスチャット中に)相手の声が聞こえるとゲームのボリュームが下がる
と不具合であるかのように訴える人のほとんどがSmart Volumeを誤解しているものです。

まぁ…「標準」「ラウド」「夜間」などと項目があってもどういう意味なのかわかりづらいし、
マウスオーバーで表示されるツールチップを見ても「急な音量変化を最小限に抑える」とあるものの
あまりスマートに調整してくれず、小さな足音なども徐々に大きくなるという具合に働くため、
音が重要なゲームではかえってやりにくくなる可能性があるのは事実です。

音源のダイナミックレンジを事前に圧縮するコンプレッサーと違い、
常に再生されている音量を判断して調整するため、音量に波が生じます。


Dialog Plus」は人の話す声が明瞭に聞こえるようなイコライザーをかける機能です。
てっきり通話ソフトで相手の声にのみ処理をかけるものだと思っていたのですが、
再生される音声すべてにかかるため全体の音質が変化します。
Dialog Plusも有効にしてイコライザーも有効にするとたぶん二重に処理がかかって
音質がどんどん劣化していくのではないかと考えられます。

たしかにこれを有効にするとボイスチャットの相手の声やYouTubeのトークなどが聞き取りやすくなるのですが、
それ以外の音楽や効果音が相対的に小さく感じられるようになります。

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